時という名の列車 ☆

 

☆ 時という名の列車


久し振りに某電車に乗る機会がありました。

…この路線…

ほぼ毎日乗っていた懐かしい電車
本当に久し振りに乗り当時を思い出す
どんなに寝ぼけていても
窓の外の景色で『今どの辺り』と感じたものです
ここの車両が暖かいとか
この駅からは人がどれ位乗ってくるとか
…ここの駅には美味しいお店がある…

そんな日常の記憶です

…だけど…

   



〔時〕は私を置いてきぼりにしたのか
〔私〕が時を置いてきぼりにしたのか

ほとんど忘れていました

…でも…

久し振りにおどおどしながら乗っていると
徐々にその当時の事を思い出す
一駅一駅…ドアが開くたび…一言一言車掌殿が呟くたび

…そしてドアが閉まる度に…

私は人より〔想い出好き〕と言われます

相手が覚えてないような事もしっかりと覚えていたりする
だから人よりも切なくなったりもする
街並みと共に思い出も壊されたような気に勝手になってしまうワガママです
出来れば壊されていく過程をこの目で見守っていたかった
そんな〔時間〕と〔私〕を乗せた電車は進んで行きます

…時には後ろをゆっくり見る時間が欲しい…

そんな事を感じた揺れの中…無意識にシャッターを切った

 

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2003.04.21

Cat and Dog

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