☆ アバン ☆

（↑絵コンテや本からの二次元的空間から様々な 主観を通し上の写真の様に三次元的空間になる↑） （そして再びスクリーン上二次元となり音効等で 二つは融合し擬似三次元空間で客観になる）

首都ＴＶの報道局で働いていた一年生ディレクターの２５歳の女 将来を期待されていたはずの一人の女 …しかし… ある事件を機に自分の生きている意味を見失う そんな彼女は徐々にＴＶマンとして …一人間として… 現実から逃げていく事になる そんな時運命を左右するある特番企画がスタート 〔麻薬に溺れ自殺するまでを故人が遺書録画したドキュメント〕 チーフディレクターには彼女が起用される 『倫理違反番組だ…でも…どんな事をしてでも数字が欲しい』 …だが… 自殺するという取材対象者・企画提出者の名前は明かされない 彼女は疑問を抱きつつも取材を開始する 正直どうでもよかった…数字さえもらえれば 『それと…ひょっとして』 彼女はある期待を抱く…そう彼女自身麻薬に溺れていたのだ おとり捜査の許される麻薬取締官 全ては彼らの女の逮捕へのシナリオだった …しかし… それは皮肉にも女のＴＶマンとしての最後のスクープを飾るシナリオになる 命を懸けた最後の番組…タイムコードは動き出していた

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2003.05.11